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弁護士ブログ

「吉野先生、ノーベル化学賞受賞おめでとうございます!グッドイナフ先生も間に合って良かった(T_T)」

2019.10.10|甲斐野 正行

昨日、ノーベル化学賞の発表があり、日本の吉野彰先生、アメリカのグッドイナフ教授、ウイッティンガム特別教授のお三方が受賞されました。

 

お三方の受賞理由は、リチウムイオン電池の開発であり、ウィッティンガム教授がリチウムを利用した電池の先鞭をつけ、グッドイナフ教授がその電池の正極にコバルト酸リチウムを使って大きな電圧を得ることに成功し、吉野先生が、負極に特別な炭素材料を組み合わせることでリチウムイオン電池の基本構成を確立し、その製品化が実現したということです。

どなたか一人でも欠けていれば、リチウムイオン電池の開発普及は実現しなかったか、大きく遅れていたはずで、ノートパソコン、携帯電話等が日常生活に欠かせないものとなっている今日のIT社会も実現してなかったかもしれません。また、リチウムイオン電池のような何度も充電して使用できる二次電池は温暖化対策として注目されており、これも受賞理由となっているようです。

 

その意味でお三方の世界への貢献は著しいものがあります。このような製品技術は、製品自体の評価が確定するまで時間がかかるのでしょうが、受賞は遅すぎる感すらあるところです。

 

というのも、吉野先生は71歳、ウィッティンガム教授は77歳ですので、まだしもですが、グッドイナフ教授は御年97歳とのことで、平均寿命を大きく超えておられます。ノーベル賞の残念な点は、少なくとも受賞発表時点で生存していることが大原則で、発表時点で亡くなっていれば、どんなに偉大な科学者であっても受賞対象になりません。有名なのは、元素周期表のメンデレーエフで、1906年に候補に挙がったものの、わずか一票差で落選し、その翌年に72歳で亡くなりました。もう何年か長生きしていれば受賞したといわれています。

特に科学分野は、候補者が目白押しでかなり滞留しているそうですので、いつ順番が回ってくるかは運という側面もあり、その意味で、グッドイナフ教授がお元気なうちに受賞発表がされて、本当に良かったと思う次第です。

 

以 上

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