「福島県沖の地震お見舞い」
2021.02.15|甲斐野 正行
今月13日午後11時過ぎころ、福島県沖を震源地として、福島と宮城で震度6強の激しい揺れを観測する地震が発生しました。
被災された皆様には心からお見舞い申し上げますと共に、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。
さすがに広島では揺れには気づかず、東京在住の家族の午後11時12分のLINEで知ったのですが、揺れが長く、東日本大震災を想起させたようでした。宮城や福島では同じような思いをもたれた方もあったのではないかと思います。
この地震では震源に近い太平洋側だけでなく、東北の内陸部や日本海側にかけても震度4以上の揺れがあったそうで、雪が多い地域柄、融雪が進んだ場所では強い揺れに見舞われ、積もった雪の状態が不安定になって、今後の余震等によって雪崩が誘発されるおそれもあるでしょうから、なおも警戒が必要ですね。
また、今回もブロック塀が倒壊したところがあり、それによる人的被害は生じていないようですが、それはたまたまでしかなく、補強されていないブロック塀倒壊による人身被害の危険はこれまでも繰り返し指摘されています。
https://news.yahoo.co.jp/byline/andorisu/20210117-00217914/
これも今後の余震で何があるか分かりませんので、注意が必要ですし、行政的にも何とか対策を講じて貰いたいところです。
また、停電等ライフラインが止まった地域があり、各地に避難所が開設されてかなりの人数が避難されています。
今年は新型コロナも含めた感染症対策として、避難所にはテント型の仕切りが設置されたりしているようですが、体育館などに厚着をして避難された方々がストーブを囲んでおられる様子を報道で拝見すると、広い空間では暖房も十分には効かないようで、寒い地域・時節柄、過酷な状況です。
現時点では、けが人が百数十人ということですが、今後の経過によっては更に被害が拡大することも考えられます
先月18日のブログ「阪神淡路大震災から26年~新型コロナ下で思うこと-分散避難」で災害と避難について触れたばかりでしたが、地震や水害の多い日本では、こうした災害への危機意識と準備は忘れてはならないことだと改めて感じています。
一刻も早い復旧と被災者の方々の生活の安定を願ってやみません。